Guide of koza
EAT
In Okinawa City
TESIO
沖縄の新定番。旨み際立つソーセージ
「コザゲート通り」沿いにある自家製ハム・ソーセージ専門店「TESIO」は、客がひっきりなしに訪れる人気店。店主の嶺井大地さんは「沖縄に新しい肉文化を広めたい」と2017年に店をオープン。県外で学んだ加工肉の技術を、豚肉文化が根付いた沖縄で“ソーセージ”という形で自己表現に勤しむ。
ソーセージ作りに使用する豚肉は、店舗裏手にある普久原精肉店の目利きが厳選したもので、TESIOでは、商品に応じて部位を使い分けて配合。常に食材と向き合い、肉そのものの持ち味を引き出すべく、赤身と脂肪をそれぞれ挽き分け、その後、氷や塩、スパイスを加えて撹拌し、ソーセージの土台となる生地を作る「ドイツ伝統製法」を用いながら丁寧に仕上げていく。肉本来の美味しさが活かされるドイツ伝統製法で作られたTESIOのソーセージは、権威のある食肉マイスターが、ソーセージの味、見た目、食感、香りを審査する国際品評会IFFA(ドイツにて開催)で多数のメダルを受賞。鼻から抜ける肉やスパイス、ハーブの複雑な香りがたまらない。ショーケースには、ソーセージの概念が覆される、滑らかでふわふわ食感のヴァイスヴルスト(白いソーセージ)や、旨みの強い豚トロをハムに仕立ててグリーンペッパーと共にソーセージ生地に練り込んだモルタデッラ、沖縄の調味料コーレーグース(島とうがらしを漬け込んだ泡盛)の風味を加えたコーレーグースのチョリソーなど約25種類が並び、目移りしてしまう。確かな技術に加え、沖縄らしさを加えたオリジナルソーセージは、現地で味わってこそ感動も膨らむ。
食品ロスへの意識も高い嶺井さんは、普段は廃棄されてしまうシークヮーサーの果皮などもソーセージ作りに活用。手塩にかけた沖縄ならではのソーセージは、全国発送にも対応しているので、土産としてもぴったりだ。
TESIOのソーセージやハムは、そのまま味わったりパンに挟むなど、自分好みにカスタマイズを楽しむのも良し、スタッフおすすめの食べ方で味わうも良し。店内にはイートインコーナーもあり、沖縄の新名物「ウィーケンドッグ」がオーダーできる。その場で仕上げてくれる出来立てのホットドッグは、パンはふわふわで、主役のソーセージは、噛んだ瞬間パキッと弾けて口いっぱいに肉汁とスパイスが広がる。週末になると、行列ができることもあるので、並ぶのが苦手な方は早めの時間帯がおすすめ。
TESIO
住所 | 沖縄市中央1-10-3 |
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電話 | 098-953-1131 |
営業 | 11時〜18時 |
定休日 | 月曜 |
駐車場 | なし |
グランド食堂
地元に愛され続ける
大衆食堂
沖縄で昔から親しまれている家庭料理を味わいたいなら、昭和61年創業の「グランド食堂」がおすすめ。看板メニューの「ほね汁」は、大正11年生まれのおばあが「沖縄そばのスープを作る時に出る、大量の豚ガラを無駄なく味わってほしい」という想いで作ったメニューで、その味を娘が、そして現在は孫が代々と受け継いでいる。沖縄では、昔から「豚は鳴き声以外はすべて食べ尽くす」といわれ、内臓、顔、耳、つま先、血までも無駄にすることなく大切に食べ尽くされてきたが、骨汁もその食文化を味わえるメニューのひとつ。グランド食堂の骨汁のスープは味噌味で、沖縄県産の豚肉のついた出汁骨、レタス、大根、島豆腐、昆布がたっぷりと入り、器から溢れ出るほどの大盛りだ。よく「肉は骨のまわりが一番おいしい」と言われるが、長時間煮込まれた豚骨は臭みもなく、見た目よりあっさり。骨からホロっと簡単に外れるお肉はしっとり柔らかく、噛み締めると旨みが広がる。
グランド食堂
住所 | 沖縄市上地3-11-1 |
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電話 | 098-932-8996 |
営業 | 11時〜14時(売り切れ次第終了) |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし |
- Wi-Fiなし
- 電源なし
- 店内でのPC使用可
宮古そば愛
呑んだ後の締めに
立ち寄りたい沖縄そば屋
沖縄そばは呑んだ後の締めにもぴったり。歓楽街「中の町」にある1982年創業の「宮古そば愛」は朝5時まで営業しているので、時間を気にせず深夜にフラッと立ち寄ることができる。ランチの営業後“売り切れ次第終了”という沖縄そば屋が多い中、夜から朝方まで開いている店は稀少だ。野菜をふんだんに使った「ヤサイそば」は、平打ちストレート麺の上に丁寧に下処理されたシャキシャキ食感のもやし、キャベツ、小松菜、そして豚肉がトッピングされ、ヘルシーなのに食べ応えも抜群。野菜炒めの香ばしさが食欲をそそる。2日間かけて仕込んだ鰹出汁のスープは、旨味成分が凝縮。具材との調和が取れ、芳しくふくよかな風味が口いっぱいに広がる。サイズは大、中、小の3種類。飲み屋街に立地するため、オープンは18時と遅めだが、夕飯や飲みに出かける前、呑んだ後の締めやコザのライブハウスを楽しんだ帰りに立ち寄りたい。
宮古そば愛
住所 | 沖縄市上地1-14-6 |
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電話 | 098-933-9375 |
営業 | 18時〜翌5時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし |
- Wi-Fiあり
- 電源なし
- 店内でのPC使用不可
STAY
In Okinawa City
街全体をホテルに見立てたホテル
Tripshot Hotels Koza元々、美容室、喫茶店、スナック、BARだった店舗をリノベーションして生まれたホテル。古き良きものを残しつつ、ホテルとして生まれ変わった客室は、遊び心いっぱいで、一度泊まると一生忘れられないほどのインパクトに溢れている。10種の個性的なスイートルームは、時代を経た味わいが魅力的なしつらえで、広々。キッチン、洗濯機、乾燥機が完備され、徒歩圏内には飲食店も点在するので、長期滞在にも最適だ。
テーマは「街がホテルのラウンジ」。手がけたのはコザの魅力をよく知るチームで「アメリカ文化が色濃く残るコザの街を楽しんでほしい」と、地元の人しか知らないような穴場情報も教えてくれる。一気に街への愛着が湧きそうだ。この街の歴史を感じられる空間で過ごすひと時は、旅情をさらにかきたてる。コザの歴史を体感し、街に溶け込むように旅を楽しみたい。
Tripshot Hotels Koza
住所 | 沖縄市中央2-6-47 |
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電話 | 070-5489-3969(11時~20時) |
営業 | 15時~20時 |
駐車場 | あり(1台/部屋) |
- Wi-Fiあり
- 電源あり
- 施設でのPC使用可
上質のB級を提供する老舗ホテル
デイゴホテル1966年に創業し、地元の人も活用する老舗ホテル。デイゴホテルが目指しているのは高級リゾートホテルではなく「B級」レベルで、支配人は「利用するお客様が親しみやすく、期待以上の満足を感じられるサービスを常に提供したい」と話す。部屋は5つのタイプがあり、個人旅行から学生・社会人スポーツ団体、プロスポーツ選手、映画やドラマの撮影チームなど多目的で利用されている。旅やトレーニング後の疲労回復には「足を伸ばして入れる広さが嬉しい」と評判の大浴場を利用したい。最上階の大浴場の窓からは、コザの街が一望できる。館内はwi-fi環境が整い、2022年にはコワーキングスペースもオープン。座面位置や奥行き、アームの高さ調整ができるハーマンミラーのセイルチェアは長時間座っても疲れないので、出張時も仕事がはかどりそう。一角には無料のドリンクバーコーナーも設置されているので、仕事の息抜きや気分転換に利用したい。
デイゴホテル
住所 | 沖縄市中央3-4-2 |
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電話 | 098-937-1212 |
料金 | |
駐車場 | あり |
- Wi-Fiあり
- 電源あり
- 施設でのPC使用可
WORK
In Okinawa City
挑戦する人を応援するコワーキングスペース
Lagoon Kozaコザのアーケード内に位置する「Lagoon Koza」は、カフェ感覚で気軽に立ち寄りつつ、しっかりと仕事ができる場所。
1階のコワーキングスペースは2時間500円(1日1,500円)で利用することができ、飲食の持ち込みも可。資料を広げて作業したい時には広いテーブル席が、ひとりで黙々と仕事をしたい時には窓側のカウンター席がおすすめ。スタンディングデスクを含めると約30席ある施設内は、Wi-Fiや電源はもちろん、延長コードや大型スクリーン、コピー機も利用できる(一部有料)。また、本棚には、仕事のモチベーションアップに繋がるビジネス書も多数揃い、新たな刺激や、一歩を踏み出す勇気がもらえそう。
利用者の強みや可能性を広げてくれる「Lagoon Koza」。IT関係・飲食業などジャンルを問わず、自分の強みを活かして起業するために必要な手続き、活用できる補助金の情報提供、経営計画書の書き方の指導など、新しいことにチャレンジする人を後押しするサポート体制を整えている。
コワーキングスペースでは、エンジニアから学生まで、起業する仲間が交流するイベントや異業種間のコラボイベント、起業に必要なノウハウが身につく講座も開催。参加者からは「起業のための知識はゼロでしたが、専門家から起業までにやるべきことや戦略の立て方について聞くことができ、役に立ちました」「実践に活かしていきたいです」「モチベーションが高まりました」と好評だ。
月単位で契約ができる2階のシェアオフィスには、様々な業種の人が入居。動画配信用の個室もあるので、周りを気にせずオンラインミーティングに集中したい時に利用するのも良さそう。また、シェアオフィスは法人登記も可能で、登記手続きのサポートも受けられるので、個人事業主や法人での起業を考えている方は利用してみるのも良いかもしれない。
飲食店が点在するアーケード街に位置し、コザのメインストリート「パークアベニュー通り」も徒歩圏内なので、ランチや仕事の合間のコーヒーブレイクに出かけやすいのも嬉しい。
Lagoon Koza
住所 | 沖縄市中央1-7-8 |
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電話 | 080-4651-6900 |
営業 | 9時〜20時 |
定休日 | 土・日・祝日 |
駐車場 | なし ※徒歩10分の距離に無料で利用できる市民駐車場あり |
- Wi-Fiあり
- 電源あり
- 店内でのPC使用可
MUSIC
In Okinawa City
ディープなコザの世界を
地元ガイドが案内
コザまちまーいナイトツアー沖縄県民の間でも“ディープな場所”といわれている街、コザ。近くに米軍基地があるため、沖縄文化とアメリカ文化がちゃんぷるー(混ぜこぜ)したコザは“眠らない街”としても知られ、特に週末になると、空が薄明るくなる頃まで、歌って踊る地元の人やアメリカ兵で賑わう。そんなコザのナイトスポットを地元のガイドが案内するツアーは、戦後、在沖アメリカ軍兵を相手に、音楽で客を楽しませた歴史が今なお残る「コザゲート通り」を中心に、アメリカン・バーや、元Aサイン(米軍による営業許可証)カフェ、ライブハウスなどをまわる。“オキナワンロック”発祥の地として栄えたコザには現在も数多くのライブハウスがあるが、それぞれの特徴や“押さえておくべきスポット”も地元をよく知るガイドが詳しく教えてくれる。このツアーは、女性一人ではなかなか行きづらいスポットも効率よく巡ることができ、コザならではの夜の楽しみ方が盛りだくさん。ツアー後は、眠らない街で食べて、飲んで、ライブで盛り上がって…。活気に満ちたコザで熱い夜を過ごしたい。
コザまちまーいナイトツアー
主催 | 沖縄市観光物産振興協会 |
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時間 | 金・土曜 18時50分〜22時 |
申込先 | ツアー5日前までにホームページから要予約 |
ワーケーションに便利な情報
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運転が苦手な方や“ちょっとした移動”におすすめしたいのは、15分100円から利用できるシェアサイクル。12時間借りても1,800円とリーズナブルな価格設定だ。レンタルに必要なのはスマートフォンだけで、使い方はとても簡単。無料のアプリで会員登録をした後、複数ある無人ステーションの中から希望の場所を検索し、予約をするだけ。24時間365日いつでも、どこでもレンタル&返却が可能だ。借りた場所とは別の場所でも返却ができるので、行きは自転車、帰りはバスやタクシー…といった使い方も可能。電動アシスト自転車で、坂道も向かい風も楽々だ。
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